白石市国際交流協会の活動(令和7年度)
第18回鬼小十郎まつり「外国人向け案内デスク」&小中英語ボランティア
令和7年10月11日(土)、白石城本丸広場にて2代目白石城主片倉小十郎重長と日本一の兵と呼ばれた真田幸村の大坂夏の陣における激闘を再現した「第18回鬼小十郎まつり」が開催されました。今年はあいにくの雨でしたが、約2,800人の方々にお越しいただきました。
当協会では、外国人に向けて英訳したプログラムの配布や会場案内などを行うブースを設置しました。また、今回から新しい試みとして、当協会の活動が視覚的に分かるように、活動写真を貼って展示しました。興味を持って立ち寄ってくださるお客様が沢山いて、PRを行うことができました。
そして、昨年に引き続き、市内小中学生による英語ボランティアにも参加しました。小中英語ボランティアでは、まつりに向けて5回の研修を行い、白石市に関する英語クイズを作成しました。参加した小中学生は外国人に楽しんでもらいながら、白石市を紹介することができました。外国人とコミュニケーションをとりながら白石市を紹介する活動サポートは、今後も続けていきたいと思います。
   
 
第4回国際理解を深める講演会 ロンドン編
 令和7年8月21日(木)、白石市防災センターにて「第4回国際理解を深める講演会 ロンドン編」を開催しました。この講演会は、海外在住経験がある方を講師としてお招きし、その国の歴史や文化などを交えた体験談をお話しいただき、互いの文化や考え方の違いを理解し、尊重する相互理解の姿勢を養うことを目的として開催しています。
今回は、白石市出身の元小学校教諭である髙橋純子さんを講師にお迎えし、夫の赴任で同行したロンドンとサンフランシスコ在住時で体験したことを、数々の写真を見せながらご講話いただきました。海外在住では、2000年9月にニューヨーク同時多発テロが起き、2020年3月にはコロナ渦中での帰国があり、大変な思いを2度も体験されました。
2度の海外生活を通じて、髙橋さんは自己主張をしないと生きていけないと感じ、日本人はその点、自分自身だけでなく、技術や文化の面においても、自信を持つべきではないかと感じたそうです。また、サンフランシスコで、学校のことを電話で話さなければならなかったとき、対面では身振り手振りが使えますが、電話では言葉で全てを伝えなくてはならなかったため、1番苦労したとお話していました。
参加者からは、「9.11のテロやコロナ渦という2度も前例のない時期で海外経験の話を聞いて、本当に大変だったのだなと深く感じた」「ロンドンとサンフランシスコの相違点が分かり、とても参考になった」「ロンドンで白石うーめんが販売されていたと聞いて驚いた」などの感想がありました。世界が平和であるために、異なる価値観や文化を理解・尊重し、寛容さを育むことはとても重要なことです。今後も講演会を開催していきたいと思います。
   
 






