自ら考え、思いを伝える力を育む「p4c(子どものための哲学)」
印刷用ページを表示する 掲載日:2026年8月28日更新

自ら考え、思いを伝える力を育む「p4c(子どものための哲学)」
0歳から15歳までの一貫した学びと、「セーフティ(安心)」のある空間から広がる子どもの未来
「なぜ?」「どうして?」――子どもたちの素朴な疑問から始まる対話が、思考力と共感力を大きく育みます。
白石市では、平成26年(2014年)に宮城教育大学上廣アカデミーから紹介されたことをきっかけに「p4c(Philosophy for Children:子どものための哲学)」の導入を開始し、平成28年度からは、市内全小中学校においてp4cに取り組んでいます。
また、令和6年度からは、「教育改革3.0」を掲げ、保育園、認定こども園等の所管を市長部局から教育委員会に移管(幼保一元化)しました。この体制のもと、幼稚園・保育園においてもp4cを導入し、0歳から15歳まで一貫してp4cに取り組み、子供の対話を通じた思考力、コミュニケーション力、社会性の伸長を図ります。
否定されない安心感(セーフティ)の中で、自分の思いを言葉にし、多様な考えに触れながら探究を深める(ワンダー)――。自分の思いを表現する喜びと、他者を認めるしなやかさを育む白石市の対話的な学びの様子と、その確かな成果をご紹介します。
白石市では、平成26年(2014年)に宮城教育大学上廣アカデミーから紹介されたことをきっかけに「p4c(Philosophy for Children:子どものための哲学)」の導入を開始し、平成28年度からは、市内全小中学校においてp4cに取り組んでいます。
また、令和6年度からは、「教育改革3.0」を掲げ、保育園、認定こども園等の所管を市長部局から教育委員会に移管(幼保一元化)しました。この体制のもと、幼稚園・保育園においてもp4cを導入し、0歳から15歳まで一貫してp4cに取り組み、子供の対話を通じた思考力、コミュニケーション力、社会性の伸長を図ります。
否定されない安心感(セーフティ)の中で、自分の思いを言葉にし、多様な考えに触れながら探究を深める(ワンダー)――。自分の思いを表現する喜びと、他者を認めるしなやかさを育む白石市の対話的な学びの様子と、その確かな成果をご紹介します。
白石市が大切にする p4c 2つのキーワード
p4cは単なる討論や議論の場ではなく対話の場です。白石市におけるp4cは、学級づくりや子どもたちの「心の居場所づくり」の基盤となる2つの要素を大切にしています。
セーフティ(Safety:安心・安全な空間)
p4cの対話の場では、誰の発言も否定や批判をされません。発言したくないときは「パス」することも認められています。「コミュニティボール」と呼ばれる毛糸で作られたボールを持っている人だけが話し、周りは温かく耳を傾けることで、誰もが安心して自分の思いを自分の言葉で表現できる空間を作ります。
ワンダー(Sense of Wonder:探究心・問い)
子どもたちが日常で感じる素朴な疑問や「なぜ?」を出発点にして、「正解のない問い」について対話します。「なぜそう思うんだろう?」とみんなで問いを深め直すことを通して、探究する楽しさを味わいます。
実践から生まれた具体的な変化と成果
市内各校での継続的な取り組みにより、子どもたちの心や学校生活に大きな変化が生まれています。
幼児教育・保育施設での取組


こども未来課の指導主事が私立を含む市内7つの幼稚園、保育園、認定こども園等でのp4c実践の支援を行っています。
以下の3点をねらいとして各園でp4cに取り組んでいます。
・対話の楽しさを味わわせることを通じて、子どもたちの聞く姿勢を育てる
・自分の話を聞いてくれる、何を話しても否定されないという体験を通して、安心感のある温かな集団を育てる
・子どもの主体性と探究心を育てる
それぞれの園では、季節の行事や遊びの前に、子どもたちのアイデアを引き出すことで、子どもたちの主体性や探究心を育てたり、活動の振り返りに子どもの声を聞いたりしています。また、朝の集まりの時間などにp4cを活用しています。
※こども未来課 p4cのページのリンク※(工事中)
以下の3点をねらいとして各園でp4cに取り組んでいます。
・対話の楽しさを味わわせることを通じて、子どもたちの聞く姿勢を育てる
・自分の話を聞いてくれる、何を話しても否定されないという体験を通して、安心感のある温かな集団を育てる
・子どもの主体性と探究心を育てる
それぞれの園では、季節の行事や遊びの前に、子どもたちのアイデアを引き出すことで、子どもたちの主体性や探究心を育てたり、活動の振り返りに子どもの声を聞いたりしています。また、朝の集まりの時間などにp4cを活用しています。
※こども未来課 p4cのページのリンク※(工事中)
小・中学校での取組
各学校では、対話を通してお互いを尊重し合い、多様な考えに気付きながら自分の考えを深める力や探究心等を育むために、p4cを生かした教育課程を編成し実施しています。
実施にあたって、学校管理課の指導主事が市内の小・中学校でのp4c実践を支援し、先生方とともに、学習指導要領が示す「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指します。
主に「特別の教科 道徳」や「特別活動」の中でp4cを活用していますが、「総合的な学習の時間」や「国語」「社会」での活用も増え、実践の幅が広がっています。
p4cが大切にする「誰にも否定されない安心感(セーフティ)」のある温かい学級づくりにも効果的であると、多くの先生方が感じています。
また、以下の4校では、p4c支援員を配置しています。
(1)白石市立白石南小・中学校(白石きぼう学園)の例
学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)である同校では、定期的なp4cの実践を通して校内に「セーフティ」が定着しました。
•否定されない安心感が醸成されたことで、児童生徒が安定して登校しています。
•心の安定と将来の夢や希望の明確化により学習意欲が高まり、中学3年生全員が志望する高校への進学を果たしました。
(2)白石市立小原小・中学校(小原学園)の例
毎週の授業開始前に「全校p4c」を継続的に実施しています。
【小学部】自己表現と安心感
o自分の考えが言えなかった児童が堂々と意見を表現できるようになりました。
o吃音で悩む児童がp4cの場では吃音なく発言できるようになり、日常の教育場面でも改善が見られました。
【中学部】主体的な態度の育成
o大人の考えに依存せず、教員の考えに対しても「自分は違うと思う」と能動的に自分の考えを深められるようになりました。
実施にあたって、学校管理課の指導主事が市内の小・中学校でのp4c実践を支援し、先生方とともに、学習指導要領が示す「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指します。
主に「特別の教科 道徳」や「特別活動」の中でp4cを活用していますが、「総合的な学習の時間」や「国語」「社会」での活用も増え、実践の幅が広がっています。
p4cが大切にする「誰にも否定されない安心感(セーフティ)」のある温かい学級づくりにも効果的であると、多くの先生方が感じています。
また、以下の4校では、p4c支援員を配置しています。
(1)白石市立白石南小・中学校(白石きぼう学園)の例
学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)である同校では、定期的なp4cの実践を通して校内に「セーフティ」が定着しました。
•否定されない安心感が醸成されたことで、児童生徒が安定して登校しています。
•心の安定と将来の夢や希望の明確化により学習意欲が高まり、中学3年生全員が志望する高校への進学を果たしました。
(2)白石市立小原小・中学校(小原学園)の例
毎週の授業開始前に「全校p4c」を継続的に実施しています。
【小学部】自己表現と安心感
o自分の考えが言えなかった児童が堂々と意見を表現できるようになりました。
o吃音で悩む児童がp4cの場では吃音なく発言できるようになり、日常の教育場面でも改善が見られました。
【中学部】主体的な態度の育成
o大人の考えに依存せず、教員の考えに対しても「自分は違うと思う」と能動的に自分の考えを深められるようになりました。
白石市の先進的な取り組み
(1)0歳から15歳まで「一貫したp4c教育」
令和6年度からの新たな教育改革、「教育改革3.0」での保育園、認定こども園等の教育委員会への移管に伴い、就学前から中学校卒業まで一貫したp4cの取り組みを展開しています。幼少期から「否定されない安心感」の中で自己表現の素地を育みます。
(2)各種教職員研修の実施・支援
教職員の人事移送に関わらず、p4cを市内どの学校でも展開できるよう各種教職員研修を実施・支援しています。管理職(校長・教頭)向けには、理解研修・体験型研修を実施しています。また、新年度開始前には各校での校内研修の支援を行っています。
(3) 国内外の研究者・実践者との広がりと交流
ハワイをはじめとする国内外の研究者・実践者との交流(学校訪問や研修会)を積極的に実施しています。日々の実践から得られた知見や成果を共有しながら、白石市からp4cの価値と魅力を発信しています。


学校現場(校長・教頭)の声
研修や実践を経た管理職からのメッセージです。
〇小学校校長
「p4cが非認知能力の育成だけでなく、確かな学力向上につながるものだと実感しました。安心安全な学級の雰囲気づくりを基盤に、学校経営の中にしっかり組み込んでいきます」
〇小学校教頭
「コミュニティボールを持って話すことで、自然と思いが表現できる空間を体験できました。白石の子どもたちのために、セーフティとワンダーのある対話の場を作っていきたいです」
〇中学校校長
「現行の学習指導要領が目指す『主体的に深く学ぶ姿』に合致した大変有効な取り組みだと確信しました。生徒の対話的で深い学びの実現に向け、体制整備を進めます」
「p4cが非認知能力の育成だけでなく、確かな学力向上につながるものだと実感しました。安心安全な学級の雰囲気づくりを基盤に、学校経営の中にしっかり組み込んでいきます」
〇小学校教頭
「コミュニティボールを持って話すことで、自然と思いが表現できる空間を体験できました。白石の子どもたちのために、セーフティとワンダーのある対話の場を作っていきたいです」
〇中学校校長
「現行の学習指導要領が目指す『主体的に深く学ぶ姿』に合致した大変有効な取り組みだと確信しました。生徒の対話的で深い学びの実現に向け、体制整備を進めます」
関連情報・お問合せ
【動画で見る白石市のp4c(準備中)】
実際の対話の様子や取り組みについての紹介動画をご覧いただけます。
(※ここにYoutube等の動画埋め込みプレイヤーを設置)
(※ここにYoutube等の動画埋め込みプレイヤーを設置)
【ダウンロード資料(準備中)】
p4c担当者会では、「おすすめ問いバンク」など、実践に役立つツールを開発しています。
パンフレットや各種報告資料等のダウンロードにつきましては、現在準備を進めております。公開まで今しばらくお待ちください。
パンフレットや各種報告資料等のダウンロードにつきましては、現在準備を進めております。公開まで今しばらくお待ちください。
お問合せ
【幼児教育・保育施設でのp4cに関するお問い合わせ】
こども未来課
〒989-0292 宮城県白石市大手町1番1号 白石市役所1階 Tel:0224-22-1363
【小・中学校でのp4cに関するお問い合わせ】
学校管理課
〒989-0292 宮城県白石市大手町1番1号 白石市役所4階 Tel:0224-22-1342
こども未来課
〒989-0292 宮城県白石市大手町1番1号 白石市役所1階 Tel:0224-22-1363
【小・中学校でのp4cに関するお問い合わせ】
学校管理課
〒989-0292 宮城県白石市大手町1番1号 白石市役所4階 Tel:0224-22-1342






