白石市公立保育園の休園について
背景と経過
本市では、令和6年9月に「白石市幼児教育・保育のあり方に関する基本方針(以下「基本方針」という。)」を策定しており、その方針のひとつとして「幼児期における一定規模以上の集団活動の環境整備」を掲げています。また、基本方針では「公立の認定こども園・子育て支援拠点の完成となる令和10年度までに現存の公立5保育園において、1園あたりの4、5歳児を合わせた人数が10名を下回ることが継続的に見込まれる場合には、休園を検討する」と定めています。
今年度、越河、大鷹沢、白川保育園では、園全体で10名を下回っており、次年度以降も10名を継続的に下回ることが予測されていることから、幼児期に必要な集団活動の確保が困難な状況が見込まれています。
このことから、教育委員会では基本方針に基づき、園児にとって望ましい集団活動の環境を確保していくことを第一に考え、令和7年4月から5月にかけて、公立保育園の今後について、すべての公立園の保護者、地域の方々をはじめ、私立園運営者、公立園の保育士・幼稚園教諭等を対象に24回の説明会を開催しました。
説明会では、多くのご意見やご質問をいただきましたが、園児数の減少が著しくなってきている状況から、反対や園の存続を望むご意見は特段なく、休園の方針に対して皆さまよりご理解をいただくことができました。
これらの経緯を踏まえ、令和7年6月2日に総合教育会議を開催し、市長と教育委員会が協議を行い、両者が一致して休園の方針を進めていくことになりました。同年6月4日に開催しました定例教育委員会にて、越河、大鷹沢、白川保育園の3園の令和7年度末での休園について、全会一致で承認されたことから、休園を決定したものです。
※開催いたしました「白石市公立保育園の今後について」の説明会資料はこちらになります。
白石市公立保育園の今後について [PDFファイル/120KB]
休園年月日及び休園とする保育園
1.休園年月日
令和8年3月31日
2.休園とする保育園
(1)施設名称 白石市越河保育園
認可年月 昭和46年7月
所在地 白石市越河五賀字南原2番地6
(2)施設名称 白石市大鷹沢保育園
認可年月 昭和57年4月
所在地 白石市大鷹沢三沢字竹の中1番地1
(3)施設名称 白石市白川保育園
認可年月 昭和55年10月
所在地 白石市白川津田字大淵1番地3
今後の対応
休園する3園の園児の保護者に対し、転園先の希望を伺い、転園先を決定していきます。